グローバル・スマートフォン
A Japanese Translation of The Global Smartphone
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https://www.jstor.org/stable/10.2307/j.ctv280b68gAuthor(s)
Miller, Daniel
Abed Rabho, Laila
Awondo, Patrick
de Vries, Maya
Duque, Marília
Language
JapaneseAbstract
スマートフォンはいつも文字通り私たちの鼻先にあり、スマートフォンとは何かという疑問を持つことはなかなかありません。しかし、私たちは本当にスマートフォンを理解しているのでしょうか?より深く理解を掘り下げるために、11人の人類学者が16ヶ月間それぞれアフリカ、アジア、ヨーロッパ、南アメリカの各地域で暮らし、高齢者へのスマートフォンの普及について調査しました。この調査によって、スマートフォンは若者だけでなく、すべての世代が利用するテクノロジーであることが明らかになりました。 『グローバル・スマートフォン』は、独自の観点をそのグローバルな比較研究から提示します。スマートフォンは常に身近にあり、「絶え間なき機会主義(Perpetual Opportunism)」を満たすデバイスであるだけでなく、今や私たちの生活の場そのものにさえなっています。本著は、スマートフォンが単なる「アプリデバイス」以上のものであることを示し、人々が口にするスマートフォンへの意見と、実際にはどのようにスマートフォンを使用しているのか、その違いを探ります。 マートフォンは、私たち使用者が変容させることができるその程度において、未だかつてなく自由度の高いデバイスです。この自由さにより、スマートフォンには使用者個人の価値観が急速に反映されます。この価値観を理解するためには、各地域における民族的・文化的差異を考慮する必要があります。例えば、アル=クドゥス(エルサレム)、ブラジル、そしてイタリアなど、各地域がたどる高齢化の軌跡の多様性に加えて、中国と日本のビジュアル・コミュニケーション、カメルーンとウガンダのモバイルマネー、チリとアイルランドの保健情報へのアクセスの仕方など、これらの差異を考察して初めて、スマートフォンとは何か、そしてスマートフォンがもたらす生活の変容を理解することができるのです。
Keywords
Anthropology; Communication Studies; Cultural Studies; Public Policy & Administration; SociologyISBN
9781800081536Publisher
UCL PressPublication date and place
2022Series
Ageing with Smartphones,Classification
Social & cultural anthropology, ethnography
Media studies
Popular culture
Central government policies
Sociology
Social and cultural anthropology
Media studies
Popular culture
Central / national / federal government policies
Sociology